2023年3月12日日曜日

命を頂く2日目@千年の森

2日目の朝は…早かった。けど、意外と寒かった。

そりゃそうだ。長野の大町にある森には
まだ雪が残っていて、暖かいとは言え
夜は0℃前後まで冷えるんだから…。

な訳で、寝袋の中でもぞもぞしていたんだけれど
1時間もすると、あぁーやっぱり動きたい!
ってことになり、焚き火をスタートした朝。

徐々に朝日が入ってきて、気温が上がり始めると、
あぁー焚き火のパチパチする音と、
湯気を立てているコーヒーが美味いんだなぁ~。

2日目は、昨日捌ききれなかった脚周りの
お肉を解体作業へ。黙々と脚と筋肉と戦い、
ようやく精肉1歩手前まで来たところでお昼ご飯へ。



長野ではこの時期に蕗の薹が顔を出し始めて、
差し入れの蕗の薹は天ぷらにして、
その他は蕗味噌にしたりして…
で、手打ちの蕎麦を美味しく頂いたのでした。

わざわざ不便な森に来ているのに、
食に関しては東京で味わえない贅沢な食を味わえて
だからこそ、この森に又来たくなっちゃうんだよね。


天気は下り坂…と聞いていたので、
青空は見れないかな…と思っていたけれど、
大町は思ったよりも晴れていて、
自分たちが滞在している間はほんといい天気だった。

何度やっても、解体は奥が深い。

そもそも害獣として増えて過ぎてしまっている実態、
それを捕まえる猟師のこと、助成金のこと、
なぜジビエが広まらないのか、
鹿の筋肉や骨格のこと、肉の違い、病原菌のこと…

自分にとって大きな刺激になった2日間だった。
だからこそ、また、やりたいと思った2日間だった。

命を頂くことに感謝しながら、また前に向かおう。

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